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妄想シンジ無用 第一話

2009-08-19 | 22:40

妄想シンジ無用
         
-第1話-レイ復活                               




「ふう~」

僕は掃除の手を止めて、ふと、傍らの木を見上げる。
樹齢何百年になるんだろう?少なくともこの碇神社よりは古いと思うけど。

小さい頃の僕は、いつもこの木の下でじっとうずくまっていた。
ここで待っていれば、いつかはかあさんが迎えに来てくれると思っていたから。
でも・・・迎えにくるのはきまって・・・

「シンジ、おまえには失望した」
サングラスをくいっとあげてから後ろ手に腕を組む。

「じっちゃ・・・ん・・・」

サングラスの下から突き刺すような視線を感じる。
言い直さないと命にかかわる。

「そ、総司令」

「問題ない」

なんでだよ、問題おおありだよ。和服に髭面のサングラスだけでも異常なのに
御神体を磔になった白タイツ仮面に変えたり、神社の名前を変えようとしたり・・・
特務機関NERV総司令って何だよ?僕んちは神社なのに・・・

「シンジ、なぜ失望したのか聞かないのか?」

「別に知りたくないよ」

「そうか、好きにしろ。
 だが、セントラルドグマの封印だけは解いてはいかんぞ。」

なんか唐突だけど、この木から30メートルほど下ったところに洞窟がある。
3年ぐらい前からセントラルドグマって言われるようになったんだ。言うのはじっちゃんだけだけど・・・

「これを持っていけ、シンジ」

渡されたのは二股に分かれた赤い槍。
これって・・・御神体に刺さってたやつだ・・・

「これはロンギヌスの槍。封印を解く鍵だ。
 もう一度言う。封印はセントラルドグマにあるが解いてはいかんのだ。」

ふう~
つまり、封印を解いてこいってことなのかな。

僕は掃除の続きをはじめることにした。

「シンジ、いくのならば早くしろ。掃除ならば私がやる。」

箒を取り上げられたかわりに槍を持たされ、僕は洞窟へと向かうことになった。

洞窟といってもそんなに広いものじゃない。
ただ、僕がここに入るのは初めてだ。かあさんに入るのをとめられていたから。

少しすすんだ所でもう行き止まりになってしまった。
結局何もない。

ふう~
気が抜けたような感じがして思わず岩壁によりかかった・・・えっ、動く・・・

うわ~

よりかかった壁が急になくなり、僕は暗い坂道を転げていった。

ビッチャーン

水に飛び込むようにして止まった。
あれ、槍がない。

ひとしきり、まわりを見渡す。
この辺りは岩が光っていて少し明るい。

あっ、あった・・・けど・・・この娘だれだろう?

水の底に沈んだ青い髪の全裸の少女・・・槍はその胸に突き刺さっていた。

「死んでるのかな」

どっちにしろ槍が刺さって生きてる人もいないだろうが・・・
僕は様子を見ようと少女に近づいた。
その時、槍の色が根元から変わり始めた。どんどん刃先の方に向けて赤色が抜けていく。

赤色が少女の体に広がって・・・目が開いた。深紅の瞳・・・とても綺麗だ。

何すんのよ~死ぬかと思ったじゃない

バキーン


目が覚めた僕を最初に迎えたのは、じっちゃんの言葉。

「シンジ、あれほど言ったのに封印を解いたようだな。」

いや、あれは事故で・・・

「紹介しよう。セントラルドグマに封印されていたレイ君だ。
 これからおまえの許婚となるから阻喪のないようにな。」

「よろしくね、シンちゃん

僕はまた気を失っていた。




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