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手乗り龍のしつけ方 目次および登場人物紹介

2009-01-27 | 22:07

手乗り龍のしつけ方

目次(各話にリンクを貼り付けております)

第一話 ツガイ探してます

第二話 メイド服と割烹着

第三話 見敵必殺

第四話 運命の意味

第五話 60%の笑顔

第六話 制服男子ドクトリン

第七話 進化の系図

第八話 いもうと軍師

第九話 男の娘色

第十話 百鬼夜行

第十一話 まかいぞーノススメ

第十二話 俺の事をコネコネしてくれ的なの禁止です

 

主な登場人物

矢間寝子(通称):

主人公。20歳男性。外見は三つ編み女子高生(妹の服を着ないと兄に家から出してもらえない)。

なぜか皇女のツガイ兼神龍神殿教王として異世界(ヤマト皇国)へ。

とりあえずの行動目標は、皇女の復権。

ニア・ミィ・フェリス:

ヤマト皇国(通称:皇国)の皇女。21歳女性。両親が行方不明のため、唯一の正当支配者・・・のはず。

異界(日本)までツガイを探しにいって寝子をつれてくる。

魅力的な容姿に反して中身がザンネンという評価が定着しそうで焦っている。

世間的には、七竜の乱によって宮殿を追われた悲劇の皇女と思われているが、そこの所はあまり気にやんでいない。

リト:

寝子とニアの守護竜。覚醒の儀を経て、龍の力を失ってしまっている。

神龍とお友達。

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Theme : 自作小説
Genre : 小説・文学

手乗り龍のしつけ方 第一話 ツガイ探してます

2009-06-07 | 11:33

ここに掲載されている物語は完全なるフィクションであり、実在するいかなる個人、団体とも関係ありません。

 

手乗り龍のしつけ方

第一話 ツガイ探してます

 

 

 

 

 

俺は今、非常に困っている。

さっきまで、楽しく・・・はないけれど、まあ、退屈しない程度に彼女と会話していたんだ。

 

俺の通っている大学に一番近い喫茶店の入り口から一番遠い席、その通路側が俺の指定席。

彼女は、いつも窓側に座る。

向かいにも席は空いているが、なぜか彼女と俺は並んで座る。

つきあっているわけではない。それどころか俺は彼女の名前すら知らない。

彼女は俺の大学でも有名な美女だそうだ。

自分で言ってるんだからそうなんだろう。

俺の好みからするともうちょっと、胸がつつましやかで、目がぱっちりして、声がアニメ声な方が・・・

それで「お兄ちゃん」って言ってもらえれば、ごはん三杯ぐらいいけそうな・・・

こう言うとロリコンといわれるか・・・

つまりは、彼女はそのまったく反対なクールな大人な美女で胸もおっきい、ミス俺の大学なのだ。

そんな彼女の名前を知らないわけがない。普通はそうなんだろう。

彼女が自己紹介もしてくれなかった(現在進行形)のは彼女自身にもそういう想いがあったんだろう。

俺はけっこう他人に気をつかうタイプだ。

親しげに話しかけてくる、しかも俺のあだ名で呼びかけてくる相手に、『あんた誰?』なんて言えない。

出会ったころなら言ってもよかったかもしれないが、今はもう言えまい。

 

ちょうど春も桜が散るころ、彼女がこの席に座る俺に話しかけてきたんだ。

「アンタ・・・寝子っていったっけ。ここ、ワタシの席なんだけど」

長い髪をかきあげてわずらわしげに首を振る彼女。

その動きにつれて大きな胸が揺れて、おおっという感じで・・・コほん

「ここ予約席だったのか?」

パンプスでガシガシ、テーブルの足をこづきながら彼女は言った。

「その席からどいてくれればいいの」

俺は窓際の席から通路側の席に体をずらした。

彼女はいったん俺の膝に座り、そして隣の窓際の席にお尻をずらして座りなおした。

これで今の俺達の位置関係がきまったわけだ。

 

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Theme : 自作連載小説
Genre : 小説・文学

手乗り龍のしつけ方 第二話 メイド服と割烹着

2009-06-08 | 21:37

ここに掲載されている物語は完全なるフィクションであり、実在するいかなる個人、団体とも関係ありません。

 

手乗り龍のしつけ方

第二話 メイド服と割烹着

 

 

 

 

 

目が覚めたら、そこは喫茶店だった・・・

・・・本当にそんなことがあったらよかったんだけど、そうはいかなかった。

目が覚めたら目の前には白刃が3本。

右手の方には小さな口からちっちゃな炎を一生懸命だして威嚇する手乗り龍。

左手の方にはすうすう寝息を立てている彼女。

白刃の先の方には手甲。その先には甲冑。

甲冑は顔面まで覆うタイプなので、男なのか女なのか年老いているのか若いのか、それさえわからず。

「矢間寝子です」

とりあえず通称で名乗ってみた。

・・・無言

「リト」

手乗り龍に呼びかける。眠りに落ちる寸前に決めた名前だ。

キョトンとした手乗り龍。自分の名前と理解したのか嬉しそうに鳴いて頭を俺の頬にすりよせてくる。

「彼女を守ってて」

リトを左手の彼女に押しやり、ついでに目の前の白刃に触れた。

・・・なんだこれ

簡単だった。真剣白刃取りは父親にやらされたが、こんなにも簡単にはへし折れたりしなかった。

三本の白刃の主の三体の甲冑のうち、二体は明らかにたじろいでいた。

それはそうだろう、見た目15歳ほどの女の子にしか見えない俺に剣をへし折られたのだから。

たじろいでいない1体は・・・気絶している・・・

信じられないくらいに弱い。

 

「伯爵の手のものかしら?」

いつのまにやら起き上がっていた彼女。

リトがえっちらおっちら彼女の肩から頭によじ登っている。

登頂成功。頭の上で羽を精一杯広げて威嚇するリト。

それとリンクするように手を広げる彼女。

「第一皇女として、ワタクシ、ニアは宣します。

 この身ある所が我が皇国。我が身ある限り皇国に滅びはありませぬ」

広げた手を胸の前で組んで身をよじる彼女。手慣れたポージングだ。

彼女の頭の上のリトも羽をたたんで身をよじろうとして・・・落ちた・・・

キュイキュッ

失敗したという風に鳴いてリトがまた彼女、ニアに登頂しだす。

俺はリトをひょいと抱えて立ち上がる。

「どうすればいい?」

本当にどうすればいいんだろう。ニアは歓迎される存在ではないのかもしれない。

伯爵というのが悪者なのかどうかもわからない。『我が身ある限り皇国に滅びはありませぬ』というのもやな考えだ。

民のことを考える為政者でなければ、どちらが国を代表する存在になっても同じことだろう。無意味だ。

・・・寝よう。

寝て起きれば今度こそ喫茶店に戻っているかもしれない。

俺はリトを胸に抱えてそのまま仰向けに寝転んだ。

「・・・あの」

ニアがあっけにとられているような声を出している。

甲冑二体がおそるおそる近づいてくる。

腕の中のリトははしゃいでいる。

俺は、眠りに・・・落ちる・・・

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Theme : 自作連載小説
Genre : 小説・文学

手乗り龍のしつけ方 第三話 見敵必殺

2009-06-13 | 10:29

ここに掲載されている物語は完全なるフィクションであり、実在するいかなる個人、団体とも関係ありません。

 

手乗り龍のしつけ方

 

第三話 見敵必殺

 

 

 

 

 

 

目が覚めたら喫茶店には・・・・・・戻れてないな・・・

ああ・・・バームクーヘン食べたい。

 

目の前には巨大なテーブルとその上に巨大な日本の立体地図・・・ここ異世界だよな。

その地図を囲んでメイドさんとミュウとニアがいて、俺も側に立っていて・・・またか

俺は自動操縦と呼んでいるが、寝惚けている時に他人に対応してくれているもう一人の俺が、また出てきてたみたいだ。

 

「俺も話に加わっていていいのか、というか早く帰りたいんだが。

成龍5体ってどこにいけば集められるんだ」

確か、界渡りには成龍5体の術力がいるんだよな。術師はミュウにたのめばいいんだし。

 

「いきなり言葉づかい変えてどうしたのよ。

 さっきまで猫かぶった可愛コぶりっこだったのに」

そう、ニアのいうとおり、もう一人の俺は、かなりおしとやかで上品なしゃべり方をしているらしい。

だからこそ【寝子】が本名だと思うやつが増加するんだが。

 

「寝子様、お目覚めですね」

 

「なによ。こいつ起きて喋ってたじゃない」

 

「世にバカな子ほどかわいいという諺がありますが」

「姫はぶっちぎりなの」

「そう、姫様は、それはそれは両陛下から可愛がられておりました」

「・・・アンタ等ね」

 

「姫様は、学校では寝惚けた寝子様と喋り、喫茶店では目覚めた寝子様と喋っていたのですが、まるで違和感はもたず、

 寝子様が学校ではほとんど寝ていることにも気付かず、男性であることにも気付かず、

 ツガイであることにも気付かないで60日を過ごしていたのです」

 

「・・・・・・ワタシがまるでバカみたいじゃない」

 

「姫なら90日はいけたはずなの」

また怒りがこみあげてきたのか俺の足を蹴ろうとするミュウ。

ミュウのふりあげた足にとびつくリト。ナイス。ミュウが慌てて足をおろした。

 

 

 

 

 

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Theme : 自作連載小説
Genre : 小説・文学

手乗り龍のしつけ方 第四話 運命の意味

2009-07-09 | 22:43

ここに掲載されている物語は完全なるフィクションであり、実在するいかなる個人、団体とも関係ありません。

 

手乗り龍のしつけ方

第四話 運命の意味

 

 

 

 

 

ここは富士山の樹海・・・なんだけどちょっとした野球場ぐらいの広さの空間があいている。

そこにたまが着陸し、俺たちが降り立った。

ここからしばらく歩いた所に神殿があり、その中で覚醒の儀を行うらしい。

もともと樹海の中で人生を終えようとしていた人が神託を受けて神殿を建立しようと企図、

それに賛同したボランティア団体(樹海の中でさ迷っていた)が建設したほったて小屋がその後に発展したものらしい。

神託では建立しろとだけ伝えてきて名乗らなかったらしいので、当初は何様を祀るのか深く考えてなかったらしい。

ほったて小屋のうえに場所が樹海のど真ん中でどうやって信者を集めるのか・・・

というか途中で遭難するだろう・・・

ということで、メジャーな宗派は食指をうごかさず、しかたがないので、龍を祀ることにしたというのが、神龍神殿本宮が成立した経緯らしい。

ちょうどメジャーな宗派と対立していた時の王家の保護を受け、

皇族のツガイの正式契約および竜とのつながりの最適化を行う覚醒の儀をここで独占的に請け負うことになって大発展を遂げたらしい。

要領の悪いニアの説明にたまが補足してくれてようやっと以上のことが判明した。

 

ということはなにか、もしかして、まだ俺とニアのツガイは仮契約なのか?

それなら、取り消しも可・・・なのか?

クーリングオフもできないのは違法だからどっかに訴えようと思っていたが。その必要もないのか・・・

「取り消しは不可だから、というか皇族のツガイになれたことを喜びこそすれ、断ったなんて、そんな前例ないわよ」

「俺がパイオニアになってやる」

「2千年にわたる皇家の歴史で初めてツガイを断られるなんてイヤよ。

 というかワタシのどこが不満か言ってみなさい」

一晩かけても足りないが・・・

「ほら見なさい、ないでしょうが」

はやっ。一言も挿めないだろうが

 

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